三千枚の金貨(宮本輝著)

2010年09月12日

入院していた深夜の談話室で知らない男に

桜の満開の時期に其処に立つと

背後から昇って来た日の出によって

長く伸びた自分の影が、正面の低い山の麓にある

たった一本きりの桜の木を覆う

その桜の根元に三千枚の金貨を埋めた。

見つけたら君にあげると言われた。

男は亡くなり、その話を聞いた斉木は全く信じていなかったが

怪しい男がその話に付いて尋ねて来た事で

本当の話ではないかと考え同僚三人と

元その病院の看護師だった女性と金貨の埋めて有る桜を探し始める本



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Posted by 家守 at 00:28│Comments(4)読書

この記事へのコメント

読むか読まないか、迷っています。
本屋ではよく見かけるし、久々に宮本輝のきれいな文章に浸りたいと思っていますが、当面は傍らにある幸田文の文庫を読むことにします。(雁林)
Posted by わくわくなひとわくわくなひと at 2010年09月24日 15:50
雁林さん  こんばんは~

確かに宮本輝さんの文章は綺麗ですね

今回はシルクロードに旅したお話で
シルクロードを旅した気分に浸れます。
Posted by 家守家守 at 2010年09月25日 01:28
幾度となく書店で手にしては元に戻している「三千枚の金貨」
宮本輝先生の本は「優駿」以外すべて読んでいるつもりですが
勝手に少しだけ輝先生離れをしようと思い早1年。

やはり買うべきか…

ちなみに私は「錦繍」が大好きです。

by chitty-chan
Posted by わくわくなひとわくわくなひと at 2010年09月25日 15:48
雁林さん こんばんは~

私も宮本輝さんの本は
殆んど読んでます。

一番好きなのは流転の海かな?
蛍川も好きです。
Posted by 家守家守 at 2010年10月02日 01:11
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